こんにちは。
以前、新卒で入社した証券会社を2年で辞めた話を書きました。
証券会社に在職中に、岐阜から東京への往復を繰り返しながら、転職活動を行っていました。次に働くところは実家からも通える都内がいいな、と思っていたからです。
1ヶ月に2回位実家に帰りながら転職活動をする生活を、2ヶ月くらい続けてきました。
岐阜から東京への交通費はバカにならず、社会人2年目だった私のお財布事情をかなり圧迫していました。
当時はなかなか転職が決まらない大変さ&お金もかかるで、結構挫けそうでしたが、なんとか都内のベンチャー企業から内定をもらうことが出来ました。
のちにこのベンチャー企業がかなりのブラック企業!という事に気づくのですが、それはまた別の記事にします。
今回は、僕が感じた地方から都内への転職を考えている人が気をつけた方が良いことをまとめていきます。
転職はエージェントに頼んだほうがいいの?
僕が何を使ったのかは、すみません、ぶっちゃけもう覚えてないんですけど、とりあえずエージェントは使いませんでした。
最初は転職エージェントを使った転職をしようと思っていたのですが、どうにもエージェントの方とコミュニケーションがうまく取れず、結局自分で探して、媒体から直接応募をすることにしました。リクナビNEXTとか使ってた気がします。
エージェントを使って転職活動をすることのメリット
- 企業間のやり取りが楽
- 給与面などの調整をしてくれる
はっきりいってこれくらいかな、と思っています。なんか色々な転職サイトとかを見ると絶対転職エージェントを使った方がいいで!みたいな事がかいてありますが、僕は必ずしもそうとは限らないと思っています。
転職エージェントの方も、何人もの転職希望者の方を管理しています。正直ひとりひとりに対して親身になって相談する時間なんてないでしょう。大手になれば大手になるほどこの傾向があるのではないかと思います。
エージェントを使わない転職方法は、直接応募などになってきます。リクナビやマイナビ、エン・ジャパンなどの媒体でも企業に直接応募できる求人案件などはあります。
気をつけないといけないのは、直接応募かと思ったら実はエージェントに繋がって結局エージェントから連絡が来るみたいなパターンです。
これだと「紹介」ということになります。直接応募をするメリットは、企業側からすると、採用費を抑えることが出来るという点です。
転職エージェントからの紹介で採用した場合、企業側は大体年収の20%くらいをエージェント側に払うことになります。エージェント側によって手数料は違ってくると思いますが…
なので、企業側は「この人直接応募なら採用するんだけど、紹介だとコストに見合わないから採用できないなー」という判断を下す可能性も出てきます。
エージェントを使うことのデメリット
- エージェントとコミュニケーションがうまく取れないと時間だけが過ぎていく
- 企業側の採用コストが高い
- エージェントも結局営業なので、とりあえず転職させようとしてくる
そもそも自分の人生を左右する転職なので、自分で選ぶ直接応募を僕はオススメします。
転職先は人材系ベンチャー企業
僕が転職した会社は人材系ベンチャー企業でした。先にお伝えしておきますが、まったくの無名の会社です。新宿にある当時従業員5名前後の会社でした。
なんでその会社に入社したのかというと、証券会社を辞めるタイミングで、個の力を高めたいと思っていたんですね、そして個の力を高めるには、ある程度仕事の裁量が広いベンチャー企業が一番手っ取り早いと感じていました。
そんな中でベンチャー企業に絞って転職活動を行って来た結果、この会社から内定をもらったという運びです。今思えば、短絡的な思考ですね!
まずは面接時、オフィスと呼ぶには憚られるアパートの一室にその会社はありました。当時の僕にはその光景すら新鮮で、これがベンチャーかぁ!とか思ってましたが、もはやただの零細企業です。
デスクが5つほど置かれており、社長を含め、3人ほどの社員が働いていました。ちなみに面接の日は土曜日でした。土曜日なのに面接をする時点であれ?と思わねぇのかよ、という話ですが、さらに土曜に社員が出勤してるような会社でした。
僕はこれがベンチャーかぁ!と改めて思いました。マジ愚か。
僕の経歴を簡単に伝えた後は、社長がひたすら事業内容と会社のビジョンを伝えて面接は終わり。今思えば会話のキャッチボールが一切なされてなかった気がする。
そうして「〇〇君(僕の名前)さえ良ければ、ぜひ入社して欲しい」とその日のうちに内定が出ました。
冷静に考えて、普通絶対に入社しませんよね!笑
でも当時の僕は早く転職したいという一心で、その場で転職を決めました。冷静な判断が出来ていなかったのだと思います。
いまでこそこうして笑い話に出来るので、後悔はしていないのですが。そして、いろいろあって結局その会社も2年で辞めることになります。「いろいろ」に関しては、また別の記事にしますね。
地方から都内への転職はお金がかかるし、焦る
僕のように勤務しながら地方から都内に転職を考えている人は、内定が出るまで何度も都内に通わねばならず、いつ内定が出るのかも分からない状態でとても不安になり、正常な判断が出来なくなると思います。
そうして僕のように、普通であれば入社を考えるような会社でも「まぁ、ここでいっか」と妥協してしまいます。クソダメ野郎じゃん、と思われるかも知れませんが、実際マジでこうなります。
仕事はその人の人生を左右するものなので、本来であれば妥協せずに選ぶべきです。
ではどうすれば僕の様な状況を避けることができるのか、考えてみました。
一回退職して、落ち着いてから就職活動をする
無職の期間を作る、ということですね。もしあなたの実家が首都圏にあるなら、この選択肢は大いにありです。思いっきり家族を頼りましょう。
僕の同期も一回辞めて、実家に戻ってから就職活動をしていました。一度辞めて無職になることで、自分が本当は何をしたいのか、見えてくるものもあるはずです。
面接をWEB会議でやってもらう
企業によっては、一次面接くらいであればSkypeなどのWEB会議で面接をやってくれるところもあります。
最終面接などはさすがに対面、みたいなところもありますが、あなたがもし地方に住んでいて、都内の会社で一次面接がある、という時はWEB会議で面接が可能か打診してみるのもアリでしょう。実際僕が今働いている会社はSkypeで面接を行っています。
近場の支店で面接をしてもらい、首都圏の支店への配属を希望する
これは大企業にありがちな例です。例えば銀行などは、全国に支店があるので、人事の拠点も地方に広がっている事があります。
名古屋の人事部で面接をしてもらって、東京の事業部に配属してもらう、なんてことが可能だったりします。実際に僕の同期も証券会社から銀行へたくさん転職していきましたが、この方法を使っていました。
ぶっちゃけ地方にも素晴らしい企業はたくさんあると思う
いまでこそ思いますが、もっと地方の会社も見ておけばよかったと思いますね。
僕の場合、岐阜に住んでいたので、名古屋近辺の会社なども選択肢としてはありだったのかな、とも思います。
それでも実家に帰ることを選んだという事は、実家が好きということと、首都圏で働きたいという気持ちが強かったのでしょう。ただの寂しがりだったんですね。結局いまはまた別のところで一人暮らししていますが。
それでも都内で働くメリット
一番はやはり、いろんな企業が多いということですね。東京には企業がありすぎです。その分選択肢も増えるというだけの話です。
あとは給料が高い、とかもありますが、これは正直どうなんでしょう?地方は給料が低い代わりに、生活できるお金も都内より少なくてすむのではないでしょうか?
まとめ
結局はどのように働きたいか、で仕事を選ぶだと思います。一方で、「どこで」という場所的な要因も、その仕事を続けていくにあたって非常に大切です。
僕はいま、サラリーマンとして都内の企業に勤めていますが、毎日の満員電車が死ぬほど嫌いですし、同じ時間に起きるという行為もとても苦手です。
実家のネコに会えないというのも辛いです。なので、そういった場所にとらわれる必要がない仕事をしたいですね。リモートワークとかすごい良いですよね。自分を律するのがすごく大変そうですが…
地方からの転職を考えている人にとって、自分が納得の行く仕事を見つけられるよう、この記事が参考になればと思います。