こんにちは。なかやんです。
今回は株に関する一番多い質問、「いくらから買えるの?」という疑問について答えていきたいと思います。
2020年3月時点で、日経平均だけでなく全世界で株安となっており、投資に興味が湧いてきた方もいるかと思います。
そこで、日本の上場企業でもっとも時価総額の高い企業、「トヨタ」株の買い方を中心に解説していきます。
- 株は基本的に1株からは買えない。単元株を覚えよう。
- 株価×100=最低購入金額ということを覚えておこう。
株っていくらから買えるの?
この様な質問を投資初心者の方からよく頂きますが、これは銘柄によります。
勘違いされがちですが、証券会社による違いなどはありません。
株式を購入する際は、単元株と最低購入金額の見方を覚えておきましょう。
ここでは「トヨタ」を例にとります。
トヨタの2020年3月18日の終値は6,317円です。
では6,317円を用意すればトヨタの株を購入できるのかというとそうではありません。
株式には単元株(売買単位ともいいます)というものがあり、2018年10月時点で全ての銘柄が100株に統一されました。
昔は1000株単位という銘柄もありましたが、今は株価×100が最低購入金額と思って問題ありません。
つまりトヨタは6,317円×100株=631,700円からの売買となります。
以前と比べて、最低購入金額の計算はとても簡単になりましたが、単元株数と最低購入金額はYahooファイナンスでも調べる事が出来ます。
赤枠で囲われている箇所が最低購入金額と単元株数です。
ETFは売買単位が1株や10株の銘柄が多い
トヨタの最低購入金額をみて、「意外とまとまったお金がいるな…」と思った方は多いのではないでしょうか?
トヨタに限らず、日経平均を牽引する大企業は最低購入金額が高いことがままあります。
例えば、ユニクロを運営する「ファーストリテイリング」は3月18日の終値で40,900円、ゲームの任天堂は同日終値35,510円です。
いずれも400万円近い金額を用意しなければ株を買うことができません。
初めての投資でこれだけの金額を用意し、全て投資にあてるのは勇気がいることです。
そういう方はETFに目を向けてみるといいでしょう。
ETFは上場投資信託と言われる金融商品で、「日経平均」や「TOPIX」の様な指数に連動する商品です。
東証に上場し、株式の様に毎日値動きをするものですが、基本的に指数と同じ動きをします。
なので、トヨタやファーストリテイリングの様な大企業の株式を保有したいが、まとまった資金がない、という方は日経平均をまるっと購入できるETFがおすすめです。
指数に連動するETFは数多くありますが、有名どころは以下の通りです。
- iシェアーズ・コア 日経225ETF
- 野村 日経225連動型上場投資信託
- 日興 上場インデックスファンド225
日経225以外にもTOPIXやJPX400など、日本の主要な指数はETFで購入できます。
また、海外の指数に連動したETFも東証で購入できるのが面白いところです。
どれも売買単位が1株や10株で、概ね最低1万円程度から投資できるので、これから投資を始めたいという方にもおすすめできます。
株式投資を始めるならまずは口座開設から
株式投資を始めるなら、証券会社に口座を開かなければなりません。
正直日本株やETFを購入するだけなら、手数料のみを気にすれば良いでしょう。
よって、手数料の高い対面型の証券会社は選択肢にはなり得ません。
国内のネット証券であればどこも手数料は格安ですが、外国株など他の金融商品にも手を出したいということであれば「マネックス証券」がおすすめです。
マネックス証券は最近特に米国株の取り扱いに注力しており、米国株の取り扱い銘柄数や手数料体系などは他者と比較して頭一つ抜け出しています。
ちなみに、米国株は1株から買えるので、アップルなどの世界的な大企業も日本円にして30,000円以下で購入できてしまいます。
後々のことを考えて資産運用を行いたいなら、金融商品の選択肢は多い方が良いでしょう。