仮想通貨

コインチェックのネム(NEM)流出にみる仮想通貨の新しいリスク

こんにちは。

最近仮想通貨&株の状況が思わしくなく、憂鬱な日々を送っておりますw

さて、昨今仮想通貨市場を賑わせているコインチェックのNEM流出事件で、仮想通貨市場は新しいリスクに直面しています。

取引所リスクです。

もともと取引所がハッキングされる可能性は充分に考えられ、取引所リスク自体は存在していました。いまさら何言ってんねんお前、って思われる方もいるかもしれませんが、この度のNEM580億円流出事件で、取引所に預けているだけでは安心できない状況になってきました。

コインチェック流出事件って結局なに?

2018年1月26日にコインチェックがハッキングを受け、仮想通貨のNEM(ネム)がわずか20分で580億円分盗まれた事件です。その後ネムは急落。ちなみにネムの時価総額は2月1日時点で約6,800億円なので、全体の約8.5%が一気に何者かによって盗まれた事になります。

コインチェック側は26日中にビットコイン以外のすべての通貨の売買を停止し、翌日27日にネム保有者約26万人に対して460億円の補償をすることを公表。

事件発覚3日後の29日に金融庁は業務改善命令を出し、その4日後には異例の立ち入り検査を実施しています。今回の件について、金融庁は非常に迅速な対応をしており、遅かれ早かれこういった事態が起きるのを予想していたのかもしれません。

ちなみに2月5日現在、いまだ出金できない状態にあり、コインチェック利用者は資産を動かせない状況にあります。かくいう私も出金できずに困っていますw

今回の事件の原因は?

大きな原因は2つあると言われています。コインチェック側のネムの保管方法と秘密鍵が一つしかなかった事です。

原因その1:ホットウォレットでの保管

ウォレットというのは、「仮想通貨を保管する場所」と思ってもらえればOKです。今回のように「コインチェックに預けてたネムが盗まれた!」と言っている人は取引所のウォレットに資金を置いている人です。

さて、ホットウォレットについてですが、これはユーザーの仮想通貨が常時ネットに接続されているウォレット方式の事をいいます。

ホットウォレットのメリットとしては、常時オンラインの状態なので、外部(ユーザーなど)からの指示によっていつでも手軽に仮想通貨を引き出せる点にあります。一方でデメリットは今回のようにハッキングを受けやすい事です。

また、ホットウォレットの他にコールドウォレットという保管方法もあります。コールドウォレットはホットウォレットとは反対に、オフラインで秘密鍵(パスワードみたいなもの)を保管する方法です。コールドウォレットは送金に時間がかかる代わりに、秘密鍵を紙などのアナログ媒体に保管するのでセキュリティ面は強固です。

通常、仮想通貨取引所は、このホットウォレットとコールドウォレットの両方でバランスを取りながらユーザーの資産を守っているのですが、コインチェックは今回のネムに関して、すべてホットウォレットで保管していました

つまり技術のあるクラッカーがその気になれば、金庫のある部屋の入口を簡単に開けることができる状態という事です。

原因その2:秘密鍵が一つしかなかった

通常ビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨は複数の秘密鍵をもって、外部からの侵入を防いでいます。

今回のネムに関しては、秘密鍵が一つしか無く、そもそもネムに対応した秘密鍵管理の専用機が最近普及したばかりということもありました。しかし、そもそもすべてのネムをハッキングのリスクのあるホットウォレットで管理していたことが問題なので、原因その1の方が落ち度としては大きいと思います。

他の取引所は大丈夫なの?

正直、100%安全な取引所というのは現状存在しません。

ただ今回の事件を受けて、各取引所はセキュリティを強化しています。

特にbitFlyerは一部通貨で未対応だったコールドウォレットとマルチシグネチャ(秘密鍵を多数つくる方法)を全通貨に対応させようとしています。2018年1月にアカウントの不正操作のあったZaifも、コールドウォレットで管理する残高比率を引き上げる予定です。

取引所リスクを回避するには取引所自体の安全性を自身でチェックする必要があります。

最近ではDMMやGMOなどの大手企業も仮想通貨市場に参入してきており、ますます投資家自身の取引所への見極めが必要になってきました。

取引所リスクから資産を守る方法は?

 

私がオススメする方法は2つあります。

取引所を複数開設し、リスクヘッジを行う

資産を複数の取引所に分け、管理する方法です。つまり取引所リスクを分散させるという事です。

私は現状、コインチェック以外にビットフライヤー、Zaif、バイナンス(海外取引所)の計4つの取引所を使っています。

一つの取引所にすべての資産を置いておくと今回の様なケースの時、どうしようも無くなってしまいます…

これから取引所を開設し、仮想通貨投資を始めようという人は過去に不正アクセスなどがなかったか、チェックしましょう!

ハードウェアウォレットに資産を保管する

またウォレットの話が出てきました…!

そもそも今回多数の人が被害を受けた背景として、前述の取引所ウォレットをそのまま使っていた事も理由に上げられます。

要は自身で責任を持って保管出来れば良いのです。自身で秘密鍵を設定し、仮想通貨を安全に保管するデバイスをハードウェアウォレットと言います。ハードウェアウォレットはオフライン状態で仮想通貨を保管するので、外部からのハッキングを防ぐことが出来ます。

長期保有を目的としている人は特に、ハードウェアウォレットで自分の資産を守りましょう!

↓こんなやつ

まとめ

2018年初めから、仮想通貨にとっては向かい風の環境が続いております。

これまでは利便性や手軽さなどをアピールしてきた取引所が多いですが、今後は自由と引き換えにセキュリティ面も強化していく事が義務付けられて行くでしょう。

これから仮想通貨を始める!という人はぜひ取引所も慎重に選んでください。