こんにちは。なかやんです。
僕はこのブログでは、「投資」や「キャリア」といったテーマを扱うことが多いです。
なぜこれらのテーマをよく扱うのか、ということを改めて考えてみたら、成長株投資とキャリア形成って共通点があることに気づきました。
そこで今回は成長株投資とキャリア形成の共通点について考えてみます。
この話、興味がある方がいるかわかりませんが、お時間あれば読んでみてください。
- 成長株投資の僕の考え方についておさらい
- キャリア形成についての僕の考え方についておさらい
- 成長株投資とキャリア形成の共通点
成長株投資に対する僕の考え方
「成長株投資」というのは読んで字のごとく、成長が期待できる産業、企業に対して、まだ市場から注目をあびる前に投資を行うことを指します。
基本的には数カ月から数年スパンでのリターンをのぞむ、長期投資です。
たとえ現状利益が出ていなかったとしても、その企業が行なっているビジネスが将来的に社会に変革をもたらす、経済規模が大きいと判断されるときに成長株投資を行います。
成長株投資のメリットは、企業ないしは投資家が思い描くストーリーどうりに企業のビジネスが進んだ場合、株価が大化けする可能性がある、という点です。
「テンバガー」などというのも、基本的には成長株投資で使われる文脈です。
社会に変革をもたらす企業に投資を行う、というのは大げさな話ではありません。
成長株投資の代表として「Google」をあげてみましょう。
一般的な常識を兼ね備えていて、「Googleを知らない。聞いたこともない」という人間が今、この世に存在するでしょうか?
例えば、私たちは何かを知りたいという欲求にかられたときにGoogleにアクセスします。
全ての人間の行動はGoogleにデータとして残っており、様々な産業に活用されています。
Googleの創業は1998年ですが、確実に社会に変革をもたらした企業の一つと言えるでしょう。
そんなGoogleが上場したのは2004年8月19日。IPO当時の株価は85ドルです。
現在(2019年4月17日時点)の株価は、1231.91ドル。約14倍です。
このように、世界のビジネスモデルの根幹を覆すような企業に早くから目をつけて投資を行う方法を成長株投資と言います。
成長株投資についてより深く知りたいという方は、伝説的なファンドマネージャーであるピーター・リンチ氏について調べると良いでしょう。成長株投資のパイオニアです。
ピーター・リンチの株の法則-90秒で説明できない会社には手を出すな
ここで僕が何が言いたいかというと、成長株投資というのは、その企業のビジネスの「ストーリー」が理にかなっているのか、社会を変えるのか、そして何より儲かるのか、という点を見るのが肝要であるということです。
成長株投資において大切なのは、企業のビジネスストーリーが…
- 整合性があるのか
- 社会に大きな影響を及ぼすのか
- それにより莫大な利益をもたらすのか
という点を考えること。
キャリア形成についての僕の考え方
キャリア形成についての僕の考え方は、「個人として、ニッチな分野で市場価値をあげる」ということです。
僕は2019年4月時点で28歳ですが、これまでに3回の転職を経験しています。
僕のキャリア形成は「レッドオーシャンから逃げ続ける」という戦略です。全く戦略的ではないのですが、「戦略」と銘打ったのはかっこいいからですw
1社目:証券会社
新卒で入社した会社(1社目)は、東証一部上場の大手証券会社でした。
証券会社のセールスというのはライバルが多く、僕はその土俵で戦うのは割に合わないなと思い、早々に諦め、転職しました。
詳しくはこちらをご覧ください。
2社目:人材系ベンチャー
2社目は都内の人材系ベンチャー企業です。おそらく100人中100人が知らない、全くの無名の会社です。
この会社に入社を決めた時点で、僕は大手企業で戦うことはできないな、という漠然たる自信(?)がありました。
では、どのように社会で生存するかというのを考えたときに、前述の「個人として、ニッチな分野で市場価値をあげる」というのが最善策であると思いました。
ここで若干成長株投資の話も絡んでくるのですが、市場から評価を受け、株価が爆騰する企業というのは、ニッチな分野でのシェアが高い、ということが多いです。
2社目の募集要項には、マーケティング業務が明記されていたので、金融知識を持ったマーケッターは市場価値が高いのではないか、という浅慮から営業からマーケティングへの転身を図ろうと考えていました。
実際に物を売るより、物が売れる仕組みを作る方が上位工程っぽくて、市場価値が高いのではないかと気持ちもありましたね。
結果的に営業、マーケティングどちらも経験しましたが、実際は全く違いました。当然ながら、どちらが上位という話ではありません。
しかし、残念ながら2社目は割とガチなブラック企業で、マーケティングの「マ」の字さえ業務になかったので、時間の無駄と思い、ここも退職しました。
僕はこれまで働いた会社(アルバイト含む)は、たとえ嫌な事があっても、入社できていい勉強になった、という思いを持って退職することが多いのですが、この会社だけはそのような思いが皆無ですねw
3社目:Webマーケティング会社
かくして3社目にして、ようやくマーケティングに触れることができました。
Webマーケティング、しかもSEOの支援、というニッチな分野、そして業務は結局営業だったのですが、触りは身につけることができたので良かったと思います。
時間は多少かかりましたが、ここにきてようやく金融知識を持ったマーケッターとしての土台ができたのかなと思っています。
4社目:金融系メディア運営企業
4社目は3社目に在籍している時やっていた副業で出会いました。
金融系Webメディアということで、ちょうど僕の金融の知識とSEO、Web施策の知見が活かせる環境だったので、入社しない理由はなかったです。
「個人として、ニッチな分野で市場価値をあげる」、「レッドオーシャンから逃げ続ける」ことが功を奏したのかな、といった感じです。
自分語りが長くなりましたが、ようするに、自分に市場価値がないと感じたら、ニッチな分野への知見を深める、そのための種まきを行う、クサい言い方をすると、「自分が成長株になる」ように動くということです。
そうすれば、いずれ市場から声がかかるようになるでしょう。
成長株投資とキャリア形成の共通点
長くなりましたが、成長株投資とキャリア形成の共通点とは一体どこにあるのでしょうか?
僕はいずれもストーリー性を重視するという点にあるのではないかと考えています。
前述の通り、成長株投資は成長ストーリーを考えることが非常に大切です。
どのようなビジネスなら市場に価値を提供できるか、市場から評価されるか、ということを投資家が市場より先んじてアンテナを張り、そのような企業が出てきたときに速やかに投資をする必要があります。
キャリア形成も、自分にどのようなスキルがあれば市場に価値を提供できるかを考え、市場から評価されやすくなるのか、ということを考える点では同じと言えるのではないでしょうか。
この文脈で行くと、例えばAIに仕事を奪われる可能性がある産業というのは、投資先としても就職先としても適切とは言えません。
これを機に、市場に価値をもたらす仕事、機械にはできない仕事というのを今一度考えてみるのはいかがでしょうか?
投資、就職いずれにも何かヒントになるかもしれません。