株式投資型クラウドファンディング

国内の「株式投資型クラウドファンディング」3社の特徴を比較してみた

こんにちは。なかやんです。

最近国内でも徐々に盛り上がりを見せている「株式投資型クラウドファンディング」。

未上場株に投資をすることができ、将来有望な企業を青田買いできるという点で注目されています。

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株式投資型クラウドファンディングが増えてきているからこそ、今のうちにそれぞれのサービスの特徴を把握しておきましょう。

この記事の要約
  • 株式投資型クラウドファンディングについておさらい
  • 国内の主要な株式投資型クラウドファンディングを解説
  • これから始める人はどのサービスを使うべき?

「株式投資型クラウドファンディング」についておさらい

株式投資型クラウドファンディングとは、資金調達の方法の一種で、不特定多数から資金を集め、そのリターンとして株式を与える、というサービスです。

クラウドファンディングという言葉は、最近「のん」さんがCM出演していることで注目を浴びた「CAMP FIRE」でご存知の方も多いのではないでしょうか?

「CAPM FIRE」は個人、または個人に近い少数の法人などが、あるサービスや商品を作るために資金援助してほしい、という名目で不特定多数の方から資金を調達するサービスです。

援助者(パトロン)は、資金を援助する見返りに、資金調達者から将来的にサービス・商品を受け取る権利を得ることができます。

これと同じ考え方で、「株式投資型クラウドファンディング」は、法人が不特定多数から資金を調達し、その見返りに援助者(投資家)が株式を取得できるサービスです。

 「株式投資型クラウドファンディング」のメリット

投資家にとっての一番のメリットは、未上場の将来有望な会社の株式を上場前に取得することが出来る、という点です。

IPOをご存知の方であれば、このメリットを感じていただけるでしょう。

宝くじ的な倍率にもなるIPOの抽選を予めパスすることができるのです。

「株式投資型クラウドファンディング」を利用する企業は基本的にイグジット(事業売却)やIPOなどが出口になっており、投資家にとってもマネタイズが明確になっているのがメリットです。

また企業側のメリットについても簡単に説明します。

「株式投資型クラウドファンディング」は運営会社側の審査などがあるものの、銀行の融資に比べ簡単に資金を調達できる、というメリットがあります。

また、「株式投資型クラウドファンディング」は投資家の投資上限が定められており、小口の資金を多くの投資家から集めることで、大株主が生まれにくい構造となっています。

企業にとっては株主に会社運営を指図されることなく、気軽に資金を調達できるのです。

「株式投資型クラウドファンディング」のデメリット

投資先の企業がイグジットあるいはIPOを行わないと、投資資金が回収できない、という点です。

プロジェクトが頓挫したり、企業が倒産すれば、投資資金は全く回収できなくなります。

なので、流動性が低い、というか「ほぼない」、と考えて差し支えないです。

株式や不動産などの金融商品と比較すると、元本がゼロになるリスクが高いです。

実際に、国内の株式投資型クラウドファンディングサービス「FUNDINNO」で資金調達を行なったブレスサービスという会社が倒産しました。

また、現状「株式投資型クラウドファンディング」は、投資金額の上限が設けられています。(1案件50万円以下)

ポートフォリオの比率を自由に高められない、というのはデメリットと言えるでしょう。

国内の主要「株式投資型クラウドファンディング」

ここからは、国内にある主要な「株式投資型クラウドファンディング」を3社紹介します。

それぞれ特徴があるので、覚えておきましょう。

FUNDINNO(ファンディーノ)

日本クラウドキャピタルが運営する日本最大級の株式投資型クラウドファンディングのプラットフォームです。

50社以上の成約数と19億円以上の成約額を集めており(2019年5月時点)、名実ともに日本一のサービスです。

案件の特徴としては、新進気鋭のスタートアップから、ニッチな業界でトップシェアを誇る企業までさまざまです。

成約案件数が多いだけに、前述の通り倒産する企業もありましたが、基本的には厳密な審査の上、取り扱いを行なっています。

また、案件ごとにプロジェクトの詳細、発行者情報、企業のリスク等が明確に記載されているのも好感が持てます。

投資家にとっては企業が何のために資金を調達し、何に資金を使うのか、というところが一番大事です。

まずは「株式投資型クラウドファンディング」がどういうものか知りたい、という方はFUNDINNO(ファンディーノ)から入るのが良いでしょう。

FUNDINNO(ファンディーノ)のサービスを見る

エメラダ・エクイティ

エメラダ・エクイティの一番の特徴は、案件が緻密に厳選されている、という点です。

すでにベンチャーキャピタルが出資をしている企業の案件のみを取り扱い、イグジットまたはIPOにコミットしていると言えるでしょう。

案件数はFUNDINNO(ファンディーノ)と比較するとかなり数ないですが、一案件あたりの成約額は高いものとなっています。

それもそのはずで、エメラダ・エクイティは案件の審査が厳しいだけでなく、投資家への審査も厳しく設定されています。

選ばれた投資家しか投資することができないのです。

また注意点として、投資のリターンが株式ではなく新株予約権であるということも重要です。

これが10年の期限付きとなっており、つまり投資してから10年以内にIPOまたはイグジットしないと投資家にとっては利益になりません。

10年というと長く感じる方もいるかもしれませんが、10年以内に確実にIPO・イグジットができる企業がどれくらいあるかと聞かれると未知数かと思います。

厳選されている案件とはいえ、そこは留意しなければなりません。

エメラダ・エクイティは中上級者向けの「株式投資型クラウドファンディング」と言えるでしょう。

エメラダエクイティのサービスを見る

Unicorn(ユニコーン)

Unicorn(ユニコーン)はこの中では最も新しいサービスです。

2018年12月に第一種少額電子募集取扱業者への登録が完了し、クラウドファンディングを行えるようになりました。

案件もまだなく、案件と投資家、どちらも集めているといった現状でしょう。(2019年5月時点)

特徴としてはサービス名通り、「ユニコーン企業を支援する」というテーマがある点です。

ユニコーン企業とは企業価値が10億ドル以上の非上場企業のことで、日本にはまだ少ないですが、米国や中国、インドでは常に動向に注目が集まっています。

最近ではユニコーン企業の一つであったカーシェアリングサービスの「Uber」が米国株式市場に上場し、大きな話題になりました。

このように世界的大企業になりうる企業を支援する、というのは夢があって面白いのではないでしょうか。

繰り返しますが、案件自体はまだないので今のうちに投資家の登録を済ませておく、という選択肢が考えられます。

「株式投資型クラウドファンディング」の場合、証券会社の口座開設と同じように、口座開設に時間がかかるケースが多いからです。

いざ案件が出た時に速やかに投資判断ができるように、あらかじめ登録しておくのも手でしょう。

ユニコーンのサービスを見る

まとめ

「株式投資型クラウドファンディング」サービスを比較する上で重要なのは、案件(成約)数とそれぞれの案件の資金調達額、またプロジェクトの詳細がいかに明記されているか、以上の3点です。

これらを鑑みると、多くの人にオススメできるのはFUNDINNO(ファンディーノ)ということになります。

まずはFUNDINNO(ファンディーノ)で「株式投資型クラウドファンディング」に慣れてから、より精度の高そうな案件に投資したいという方はエメラダ・エクイティを利用すると良いでしょう。

Unicorn(ユニコーン)に関しては完全に未知数ですが、今後の案件次第では投資妙味がありそうなので、今のうちに口座登録をしておいても良さそうです。