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証券会社に就職したい就活生必見!リテール営業を経験した男が業務内容を解説します

こんにちは。なかやんです。

金融は依然として就活生から人気の業界ですが、その中でも銀行や証券は希望する人が多い業種でしょう。

ですが、意外と「どんな仕事をするのかよくわからん!」という方も多いと思います。

僕も、新卒で証券会社に就職しましたが、正直働き出すまでどんなことをするのか良くわかっていませんでした…w

今回は、証券会社への就職を考えている方へ向けて、実際に僕が行っていた業務について1日の流れとともに解説していきます。

この記事の要約
  • 証券会社の営業って何をするの?
  • リテール営業の1日の流れ
  • ぶっちゃけ証券会社の給料って高いの?安いの?

証券会社のリテール営業ってどんな仕事?

証券会社の営業の仕事は、大きく分けて個人営業と法人営業の二つがあります。

このうち、個人営業のことをリテール営業と呼びます。

実店舗を構えている証券会社に新卒で入社した場合、ほとんどの人はこのリテール営業に配属されます。

僕が入社した証券会社も、新卒の約9割がリテールの業務につきました。

リテール営業の仕事はとても簡単に分けて三つあります。

  1. 新規のお客さまを見つけて口座を開設してもらう(新規開拓)
  2. お客さまに対して株や投資信託、債券などの様々な金融商品を販売して手数料を得る
  3. 金融商品の提供に際して必要な書類(目論見書)などを作成する

新卒で入社した場合、もちろんお客さまを持っていないので、自分で見つけてくる必要があります。つまり新規開拓がメインの業務になります。

新規開拓ってどんな仕事?

新規開拓は、お客さま(見込み客)の自宅に訪問し、インターホンを押し「株とか興味ないっすか?」という提案をするとても泥臭い仕事です。

以前はタウンページなどの電話帳から適当に個人宅に電話する、ということもやっていたそうですが、個人情報保護の観点から今は個人宅訪問がメインとなっています。

僕はこの新規開拓がとてつもなく嫌いでした。いきなり知らない人の家のピンポンを押して「株やりません?」って言うんですよ?ヨネスケでもやらんわ。

毎日ピンポンを押すのですが、最初の一件目がとても勇気がいるんです。逆に一件目が押せればあとはなんとかなります。

ピンポンを押してから、「…はい」とお客さんが出てくるまでの時間が一番緊張しました。緊張のあまり「出てこないでくれ」と思うことすらありました。

日中って意外と留守のお宅が多いんですよね。確率的に100件訪問してちゃんと話せるのが1件とかそんな感覚です。

ちなみに留守の時はポスティングをして帰るのですが、これはほとんど意味をなしませんでした。結局会って話すのが一番効率が良いのです。

新規開拓を効率的に行うポイントとしては以下のものがあります。これは同期も実践していました。

  1. とにかく数をこなすように努める
  2. 時間ないしは件数を決めて、それを達成したら適度に休憩する
  3. 頑張りすぎず、たまにはサボる

あとは、裏ワザとして交流会などのイベントに参加して、どこかの社長と仲良くなり、そこから紹介してもらうという方法もあります。

僕の同期で一番新規開拓の件数を積み上げていた同期はこの方法を使っていました。

新規開拓はとにかく邪険にされる仕事です。

ですが、長く通ったお客さんが口座開設をしてくれた時の嬉しさは確かにひとしおです。

僕は1年でなんとか何件かの口座開設を行いましたが、1件も口座開設が出来なかった同期もいます。

それくらい体力的にも精神的にも難しい業務なので、新規開拓がうまくいかなくてもそんなに気にしない方がいいと思います。

お客さまに対して金融商品を販売し、手数料を得る

新規開拓などでお客さまを獲得したら、株・投資信託・債券などの金融商品を販売し、手数料を得ます。

証券会社の売り上げのほとんどは、このお客さまからいただく手数料です。

証券会社の支店は、この手数料の目標と、販売しなければならない商品の目標の二つが課せられます。

この毎月与えられる目標に対し、本部と呼ばれる「えらーい人たち」が「やれよ?笑」と言ってきます。

証券会社がキツいと言われる所以として、この目標が毎月課せられると言うのがあります。

お客さまの資産は有限なので、今証券口座にある資産の中でなんとか手数料を上げなければなりません。

あるいは、新しく資金を入金してもらい新しい金融商品を買ってもらうかの二択です。

利益が出ている金融商品があれば「いったん売って別の商品を買いましょう!」という提案ができますが、もちろんそうでないこともあります。

お客さまの資産が値下がりしていると、売り買いするのも難しく、資産を動かして手数料を得ることができなくなります。

しかし、手数料の重圧があるので、損している商品を無理やり売らせて別の商品を買わせると言う手口が横行することになるのです。

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金融商品の提供に際して必要な書類(目論見書)などを作成する

提案により「投資信託や債券を買います!」となった場合は、目論見書という説明書を作成し、お客さまから捺印をもらう必要があります。

これはだいたいテンプレートがあるので、そんなに時間はかかりません。

リテール営業の1日の流れ

証券会社への入社を考えている就活生に向けて、僕が経験した新入社員の1日の流れについて説明します。

08:00〜 出社

支店開店の準備を行います。

08:45〜 会議

手数料の進捗やどのお客さまにアプローチするか報告。支店の数字が足りていないと支店長が課長をクソほど怒鳴る。

09:00〜 寄付(相場が開く)

新入社員はなぜか大声で「寄付(よりつき)!!」と言わねばならない。

10:00〜 市況連絡&株式の提案

すでにお客さまがいる場合は、お客さまへ市況連絡や株式の提案を行う。損している金融商品があればお客さまからめちゃくそ怒られる。

11:30〜 前場終了まで新規開拓

ホワイトボードに行き先(どのエリアを回るか)を書き、自転車に乗って果てしないピンポンの旅が始まる。

僕はできるだけ元気の出る音楽をかけながら新規開拓してた。(爆風スランプの「Runner」とか)

12:30〜 お昼ご飯

優雅なランチとかは一切なく、毎日コンビニ弁当を食べていた。

先輩の弁当も毎日買いに行くので、だんだんと先輩の好みが分かってくるという全く将来の役に立たないスキルが身につく。

17:00〜 新規開拓

定時が17:00までなので、それまで新規開拓を行う。必要に応じてサボる。

僕の最大のサボりは、支店近くのイオンに併設されているスーパー銭湯でがっつり風呂に入ったことです。

18:30〜 支店に戻り閉店作業

支店に戻り閉店作業を行います。

新規開拓の結果、見込み客ができたらCRMと言われる顧客管理システムに入力を行います。

支店のその日の数字があまりよろしくないと、課長が支店長からクソほど怒鳴られる。

先輩方は明日の手数料のため、お客さまに電話や訪問をするなどの準備を行います。

19:00 退勤

お客さまに連絡している先輩を尻目に退勤します。

新入社員は残業などはなく(コスト的にもさせない)、早く帰ることができますよ。

証券会社の給料ってどうなの?

気になる証券会社の給料ですが、ぶっちゃけ月給ベースでは他職種とさほど変わらないと思います。

ただし、ボーナスの額は相場によってかなり変わり、相場が良いと結構な額をもらうことができます。

僕も2年目は相場が良いこともあり、結構なボーナスをもらうことができました。

また、成績優秀な支店はボーナスのテーブルが上位になり、さらにその中から成績優秀な営業マンはボーナスの振り分け額も大きくなるという計算です。

この営業マン単位の振り分けは、支店長からの評価も含まれるので、いわゆる社内営業も重要になります。

僕がいた支店でトップの成績を残していた先輩は、20代後半でボーナス含め1,000万円近い年収を得ていたはずです。

それくらい夢はある職業です。

ただし、相場が悪いとボーナス額も極端に少なくなるので注意しましょう。

まとめ

ネガティブなことも書いてしまいましたが、リテール営業はかなり特殊な職場環境で、他の仕事では経験できないことがたくさんあります。

僕は2年間しか在籍していませんでしたが、経験しておいてよかったなと思っています。

ちなみに、証券会社には営業以外にもリサーチ部門など専門知識が養われる職種もありますが、新卒はまず間違いなく最初はリテールに配属されると思います。

実態や入社前研修・なぜ転職したのかについてより詳しく説明している記事もあるので、ぜひそちらも参考にしてみてください。

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