テンバガー銘柄とは？見つけ方・特徴と候補銘柄・過去銘柄を集めてみた

こんにちは。

売り買いを繰り返して利益を得るのが株の醍醐味ですが、仕事などで「毎日株価を見ることができない！」という方は多いでしょう。

株価チャートを見ながら常に売り時、買い時を考えるのは楽しくもありますが、同時にストレスに感じる人もいると思います。

今回は、そんな「頻繁に売り買いをしたくない！」という投資家の方に向けて、時間をかけて大きく株価があがる大化け株、テンバガー銘柄の探し方と特徴を説明していきます。

中長期の資産運用を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

この記事のまとめ

テンバガー銘柄ってなに？
テンバガー銘柄の特徴と探し方
テンバガー候補銘柄のまとめ
過去にテンバガーを達成した銘柄

ちなみに僕がテンバガー銘柄を探そうと思ったきっかけはこちら。

https://20sinvestment.com/2017/08/03/post-69/

テンバガー銘柄とは？

テンバガー銘柄とは、株価が10倍になる可能性のある株のことです。

期間などは特に定義されていないようですが、概ね1年以内の中長期の期間で大化けする株のことを言います。

元々は野球用語で、「一試合で通算10塁打」を出すことを意味しています。それがウォール街に転じて、「株価が10倍になる銘柄」という意味で使いだされました。

投資家なら一度は夢見るテンバガー銘柄ですが、なかなか銘柄選定の段階でテンバガーを見つけるのは難しいものです。

だけど持っている銘柄が10倍になったら嬉しい！スゴイ嬉しい！

僕もそもそも頻繁な売り買いがあまり好きではなく、「ほっといたら10倍になった！」みたいな方が楽だなー、という理由でテンバガー銘柄探しをはじめました。

探している中で、テンバガーを達成する銘柄には「ある特徴」が存在することに気づいたので、まとめていきます。

テンバガーを達成しやすい銘柄の特徴

テンバガー銘柄の共通点というのは、各所で探すことが出来ます。

例えば…

低位株（小型株）でそもそもの株価が安い
利益成長率が高い
業績が赤字の状態から黒字転換した（する可能性が高い）
会社の事業がテーマに沿っている（東京オリンピック関連など）

などがあります。下に注釈を入れていきます。

低位株（小型株）でそもそもの株価が安い

たとえばトヨタやソフトバンクの様な、既に成熟期にある企業の株が1年で10倍になるのは考えづらいです。

テンバガーになりやすい株の特徴は、業績と株価に大きな成長の余地、つまり大きな伸びしろがある企業です。

時価総額が小さく、株価も安値圏（500円以下など）に放置されている企業がオススメです。2016年、2017年にテンバガー銘柄となった13銘柄もすべて時価総額300億円以下の低位株・小型株です。

利益成長率が高い

いくら低位株（小型株）と言えど、業績が伴っていないと株価は上がりません。

できれば営業利益の伸び率が高い企業を選びたいところではありますが、売上高の伸び率が圧倒的な企業は利益成長率も高い可能性があります。

業績が赤字の状態から黒字転換した

いわゆる黒転というものですね。

元々赤字である企業が多い、バイオテクノロジー関連に多く見られます。現在の業績を考慮する、というよりかは今後の業績の伸びを考慮した投資手法ですね。

会社の事業がテーマに沿っている

その企業の事業が、今後拡大が予想される市場である場合、大きく株価が上昇する可能性があります。

一昔前だと、太陽光発電関連銘柄などが注目を集めたりもしました。最近だと、仮想通貨やブロックチェーン関連、AI関連銘柄などが市場からの人気を集めています。

テンバガー銘柄の見つけ方

上記を鑑みて、独自に集めたテンバガー銘柄を達成する条件を以下にまとめました！

上場から4年以内の会社
時価総額300億円以下
社長が筆頭株主
売上高が4年で2倍、年平均20％増（成長率が高い）

上記の条件を満たしている会社はテンバガーになる可能性を秘めています。

Yahooファイナンスなどでもこれらの項目は確認することは出来るので、気になった方は自身でも調べてみて下さい！

テンバガー候補銘柄をまとめてみた

上記の条件をもとに、テンバガー候補銘柄をスクリーニングしてみました！

【2018年上場】

銘柄コード	会社名
3446	ジェイテックコーポレーション
3489	フェイスネットワーク
9450	ファイバーゲート
6572	RPAホールディングス
3490	アズ企画設計
4381	ビープラッツ
6577	ベストワンドットコム
6578	エヌリンクス
6579	ログリー
9273	コーア商事
4387	ZUU
1446	キャンディル
7033	マネジメントソリューションズ
4393	バンク・オブ・イノベーション
3491	GA technologies
4395	アクリート
7034	プロレド・パートナーズ
4397	チームスピリット
7035	and factory

【2017年上場】

銘柄コード	会社名
3983	オロ
3979	うるる
6543	日宣
3981	ビーグリー
3985	テモナ
6548	旅工房
3557	ユナイテッド＆コレクティブ
6554	ジャパンエレベーターサービスホールディングス
3561	力の源ホールディングス
3984	ユーザーローカル
6549	ディーエムソリューションズ
3987	エコモット
6550	Fringe81
6552	GameWith
6551	ツナグ・ソリューションズ
3988	SYSホールディングス
3989	シェアリングテクノロジー
6696	トランザス
3990	UUUM
3991	ウォンテッドリー
3993	PKSHA Technology
3994	マネーフォワード
6556	ウェルビー
9262	シルバーライフ
6558	クックビズ
9266	一家ダイニングプロジェクト
2334	イオレ
6562	ジーニー

【2016年上場】

銘柄コード	会社名
3961	シルバーエッグテクノロジー
3962	チェンジ
3940	ノムラシステムコーポレーション
6533	デジタルアイデンティティ
3545	デファクトスタンダード
6200	インソース
3469	デュアルタップ
6199	セラク
6198	キャリア
6194	アトラエ
3935	エディア
3922	PR TIMES
3467	アグレ都市デザイン
9466	アイドママーケティングコミュニケーション
3537	昭栄薬品
2424	ブラス
3930	はてな

【2015年上場】

銘柄コード	会社名
3418	バルニバービ
6181	パートナーエージェント
3920	アイビーシー
3416	ピクスタ
6173	アクアライン
6172	メタップス
1401	エムビーエス
6049	イトクロ
3917	アイリッジ
3137	ファンデリー
3915	テラスカイ
6048	デザインワンジャパン
6045	レントラックス
3134	Hamee
3908	コラボス
3415	TOKYO BASE

参考：過去のテンバガー銘柄

過去、テンバガーを達成した銘柄を確認してみましょう。2015年から2017年までで14銘柄あります。

実はこれらの銘柄にはある共通点があります。それはほとんどが、初動500円以下から上昇しているという点です。

やはり価格が安く、時価総額が小さいというのはテンバガーの条件として重要なのかもしれませんね。

2015年：全3社

銘柄コード	会社名
3660	アイスタイル
4783	日本コンピュータダイナミクス
8462	フューチャーベンチャーキャピタル

2016年：全2社

銘柄コード	会社名
3264	アスコット
6176	ブランジスタ

2017年：全9社

銘柄コード	会社名
2351	ASJ
2722	アイケイ
2930	北の達人コーポレーション
3053	ペッパーフードサービス
3185	夢展望
3810	サイバーステップ
3825	リミックスポイント
7519	五洋インテックス
8023	大興電子通信

まとめ

以上、テンバガー銘柄についてでした！

頻繁に売り買いをする銘柄ではないので、いつも値動きを見るのは疲れるという投資家の方や「これから株を始めたい！」という方にもテンバガー銘柄はおすすめです。

また、テンバガー銘柄を選ぶときの注意点として、株価が低い銘柄は値動きも軽くなることがあるので、しっかり自分なりの目標株価を定めておくと、相場の変動によるメンタルのやられが軽減されますｗ

ただし、絶対に「10倍になるから！」と思って、10倍になるまで絶対に売らないというのも利益を逃す可能性があるので注意です。売り時が一番むずかしいのですが…

とはいえテンバガー銘柄は夢があります！ぜひこの記事を参考に大化けしそうな株を探してみてください。

【2018年版についてもまとめました！】